税金って何だろう―哲学のない税制が日本をダメにする
税金って何だろう―哲学のない税制が日本をダメにする
大前 研一

定価: ¥ 1,121
人気ランキング: 215,449位
おすすめ度:
発売日: 1996-07
発売元: ダイヤモンド社
見えない税金
「税制はカルチャーをつくる」と著者は主張する。税制は徴収する方と使用する方の両面から議論しなければならないことは勿論のことであるが、その調整をするのがまさに「政治」であり、その調整の根拠に「哲学」が必要であり、そしてその結果は「文化」を形成するのである。
現在私は、オーストラリアに暮らし、税金を払っている。単に所得税のみを日本と比較すると、最低課税金額が年約35万円で、しかも私の所得では税率約30%である。日本では最低課税金額はその10倍、私と同額の所得であれば、所得税は約10%程度である。その数字だけを見れば、日本は低い税金の国であると思われる。しかし、そこには年金や健康保険のような、他の国では税金として徴収されているものは含まれていない。しか!も!、生活物価や公共料金(高速道路料金など)などの「見えない税金」が隠れているのである。サラリーマンの源泉徴収、年末調整システムも、税金について考えることを阻害している制度である。
本書を読むと、「見えない」ものが見えてくる。そして、生活者として真に良い暮らしをするには、どう税金を考えればよいのか、色々と考える起爆剤となる本書である。
税金の正体とは!?
日本の税金は、もし消費税(5%)だけを考えるなら、北欧や他国と比較してもかなり低く思える。しかしはたして本当にそうだろうか。
高速道路や様々な社会資本の利用料という名目で、他国では当然無料のものが、日本では支払うのが当たり前になっている。またガソリンやビールもほとんどが税金。年金や保険等に支払う社会福祉を包括して考えてみると、他国以上に国民の負担は高くなっている。
見えない「税金」の姿がたくさん形を変えてあるのがこの国の実情である。「税金」についてのまさに目からウロコの1冊だった。
大前 研一

定価: ¥ 1,121
人気ランキング: 215,449位
おすすめ度:

発売日: 1996-07
発売元: ダイヤモンド社
見えない税金「税制はカルチャーをつくる」と著者は主張する。税制は徴収する方と使用する方の両面から議論しなければならないことは勿論のことであるが、その調整をするのがまさに「政治」であり、その調整の根拠に「哲学」が必要であり、そしてその結果は「文化」を形成するのである。
現在私は、オーストラリアに暮らし、税金を払っている。単に所得税のみを日本と比較すると、最低課税金額が年約35万円で、しかも私の所得では税率約30%である。日本では最低課税金額はその10倍、私と同額の所得であれば、所得税は約10%程度である。その数字だけを見れば、日本は低い税金の国であると思われる。しかし、そこには年金や健康保険のような、他の国では税金として徴収されているものは含まれていない。しか!も!、生活物価や公共料金(高速道路料金など)などの「見えない税金」が隠れているのである。サラリーマンの源泉徴収、年末調整システムも、税金について考えることを阻害している制度である。
本書を読むと、「見えない」ものが見えてくる。そして、生活者として真に良い暮らしをするには、どう税金を考えればよいのか、色々と考える起爆剤となる本書である。
税金の正体とは!?日本の税金は、もし消費税(5%)だけを考えるなら、北欧や他国と比較してもかなり低く思える。しかしはたして本当にそうだろうか。
高速道路や様々な社会資本の利用料という名目で、他国では当然無料のものが、日本では支払うのが当たり前になっている。またガソリンやビールもほとんどが税金。年金や保険等に支払う社会福祉を包括して考えてみると、他国以上に国民の負担は高くなっている。
見えない「税金」の姿がたくさん形を変えてあるのがこの国の実情である。「税金」についてのまさに目からウロコの1冊だった。
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